2010年 08月 27日
U-19代表
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布監督も「個人でボールを奪える能力」をDFの条件として挙げながらも、「それは国全体で上げていかなければならないこと」と、条件に合った選手が、現状では容易に見当たらないことを認めている。
「これまでずっと課題だったことを今さらですか」という気もしますが(笑)、代表監督が決まらない一件にも見られるように、「短期」「中期」「長期」と目標を掲げるわりには、いつも協会のアクションって短期的よねー。笑
大人が何でもやってあげがちな社会的傾向に加えて、「修繕する」のでなく「リセットする」タイプの遊び道具で幼少期を過ごす日本の環境では、子供たちの解決力や粘りや責任感が培われないのは仕方ないというか、サッカー以前にそっちから変わらないとアカンのんやろーなーと、他国に行くと特に感じます。(日本のゆとり教育も見直しが入ってますが、円周率が「3.14」だろうが「3」だろうが、大人になったら直接生活に関係することはほぼないですけど、小数点以下の面倒な計算でも最後までちゃんとやりきる経験を小学生時代に重ねたりすることが、パーソナリティにも影響してくるんじゃないですかね?)
昨日も「ガンプラを家族に処分された腹いせいで自宅に放火事件の裁判のニュース」がありましたが、小さい頃から「片付けないと親に捨てられちゃう」っていう局面の訓練を受けてないから、大人になってそういう事態に出くわすと、「ぬわーーーーっ!」ってなっちゃうんでしょうなぁ。
発展途上国だとちっちゃい子も力強く生きなくちゃいけない状況なので、生命力が培われるのは当然でしょうけど、先進国でもそう感じるのは、宗教も関係しているのかなーと、勝手に思っております。(子供の時から「神様と契約する」とか、自分自身を意識する機会が日本の子供よりもあるってところで、おのずと“個人戦術”もアガるんじゃないかと。)
とはいえ、そういったパーソナリティもしっかりしていてスキルも高い選手を生むためにJFAアカデミーとか始めたんだから、そろそろ成果ほしいっすよねぇ。
今、そういう選手が見当たらないのは、布さん自身がやってきたことの結果でもあるので、あまり声高に「国全体で」なんて言われると、若干逆ギレ風に聞こえちゃいます。(^_^;
by cancha
| 2010-08-27 22:50
| futebol